はじめに
確率変数について、
を求める方法を知りたかったので、導出方法を少し整理しました。
導出の方針と導出結果
結論だけを知りたい方のために、まず導出結果を書いておきます。
本記事では、(1)式をモーメント母関数とマクローリン展開を用いて導出します。
導出
まず、一般的にのマクローリン展開は
です。また、標準正規分布のモーメント母関数は
です。したがって、(2)式にを代入することで、標準正規分布のモーメント母関数のマクローリン展開は、
となります。
また、一般的にモーメント母関数のマクローリン展開は
です。したがって、(3)・(4)式の係数を比較することでが偶数のとき、
とすることで、
です。以上より
です。同様に(3)・(4)式の係数を比較することでが奇数のとき
です。これとを組み合わせると、(1)式が得られます。
導出のポイント
(3)式を導出する際に、(2)式を経由することで、標準正規分布のモーメント母関数のマクローリン展開が簡単にできます。私は、標準正規分布のモーメント母関数をそのままマクローリン展開しようとしたので、てこずりました。