初心者データサイエンティストの備忘録

調べたことは全部ここに書いて自分の辞書を作る

【読書記録】マスタリングTCP/IP入門編(第2章)

マスタリングTCP/IPの入門編を通じて学んだことをメモしていきます。本記事は第2章(TCP/IP基礎知識)を読んで新たに得られた知識をまとめたものです。

OSI参照モデルTCP/IPの階層モデルはちょっと違う

過去記事OSI参照モデルとは、通信に必要な機能を七つの層に分けたモデルだと説明しました。 具体的な層の名前は下記の通りです。

  1. 物理層
  2. データリンク層
  3. ネットワーク層
  4. トランスポート層
  5. セッション層
  6. プレゼンテーション層
  7. アプリケーション層

一方で、TCP/IPの階層モデルは下記の通りです。()の中身は対応するOSI参照モデルです。

  1. ネットワークインターフェース層(データリンク層
  2. インターネット層(ネットワーク層
  3. トランスポート層トランスポート層
  4. アプリケーション層(セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層)

この違いが生じる理由を本書では下記のように説明しています。

OSI参照モデルが「通信プロトコルに必要な機能は何か」を中心に考えてモデル化されているのに対し、TCP/IPの階層モデルは「プロトコルをコンピュータに実装するにはどのようにプログラミングしたらよいか」を中心に考えてモデル化されているためです。

色々なプロトコルを一言で説明

本書で紹介されていたTCP/IPプロトコルを層とセットにしてまとめました(表1)。

表1:TCP/IPの代表的なプロトコル

パケットヘッダに含まれる要素

データリンク層ネットワーク層トランスポート層で付与されるヘッダには必ず

の3種類が含まれます。 例えば、データリンク層は一区間のデータ転送を担っているので、宛先情報に宛先のMACアドレス、送信元情報に送信元のMACアドレス、そのヘッダの次のプロトコルネットワーク層で処理すべきプロトコルの情報が記載されます。

まとめ

本記事は、マスタリングTCP/IP入門編(第2章)のまとめとしてTCP/IP参照モデルと、その代表的なプロトコルをまとめました。また、パケットヘッダに含まれる要素についても触れました。